いまさらTOPPS QEPSYQEEN 2021レビュー
1.はじめに
皆さんごきげんよう。前回の更新からだいぶ時間が空いてしまったが、私は元気だ。
さて、いまさらであるが2021年のGypsy Queenのレビューをしようと思う。発売から時間が空いた上に、すでに買うことが困難な商品をレビューしても意味がないと思われるかもしれないが、大体のスポーツカードはレビューを書いている間に売り切れる。だから、来年のGypsy Queenを買う際の参考にしてもらいたい。ちなみに、例年なら3月後半ぐらいに発売される。
2.gypsy queenの大雑把な説明
Gypsy Queenはひと箱に8枚入り24パック。ケースヒットは平均して2枚のサインカード。サインを書いた選手の中には、イチロー、マイクトラウト、アーロンジャッジ等、そうそうたる選手がサインを書いている。だが、それは小シリでの話。多くの場合は、ルーキーカードのサインが当たると思う。
レギュラーカードは画像のように表が絵のように加工されていて、裏が選手の説明。個人的にはこの構成が一番好きだ。特に少し大げさに書かれた選手の評価が好きだ。以前はスタッツだけでも何も感じなかったが、今はそれでは少し物足りないし、むしろスタッツはいらないように思える。以前はスタッツがもっともよくまとまっている媒体はカードだったと思うが、今はインターネットで検索したほうが便利だ。
個人的にはデジタルの世界が便利になった分、絵や大きく加工された写真、個人の感想とも捉えられてしまうような大げさな選手評であったり、珍記録であったりが書かれていることに魅力を感じる。特に珍記録を作りたいがために変な時代の切り取り方をした記録は最高だ。例えば、「2013年以降に」とかみたいに脈絡のない時代の切り取り方は読んでいて楽しいフレーバーだと思う。
その他のインサートカードは以下のリンクから見てほしい。タロットカードなどもあり、魅力的なインサートカードがラインナップされている。
3.注目のルーキーカード
注目のルーキーカードは今のところ4枚。
1.Ryan Mountcastl
2.Nick Madrigal
3.Ke'Bryan Hayes
このあたりが現時点で値段が付くカードだと思う。個人的にはJoe Adell、Joey Bart あたりにも期待している。
2018年ほどでないが、今年のルーキーカードはなかなか期待できそうだと思うが、オークションサイトではあまり期待されていない気がする。
4.日本人選手
日本人選手は以下の5人が収録されている。(レギュラーカード順)
No.22 山口俊
No.47 大谷翔平
No.105 ダルビッシュ有
No.155 筒香嘉智
No.235 前田健太
残念ながら有原選手の収録はなし。また、SPではあるがイチローの収録もある。この中で最も注目に値するカードは大谷選手ではなく、山口選手。彼はMLBの選手ではなくなってしまったから、おそらくこれが最初で最後のMLBカード。
彼は過小評価されているような気がするが、よくよく考えると最多奪三振、最多勝利、最高勝率のタイトルとノーヒットノーランの達成をした人気球団読売巨人軍の選手である。そんな彼のRCはなかなか貴重だ。しかも、海の向こうではあるが、ジャイアンツのRCカードだ。これを見て脳内で巨人軍と変換して眺めるのもなかなか悪くない。
また、彼は現在34歳でキャリアも終盤に差し掛かっている。基本的に選手のカードは引退後はフリマアプリやオークションサイトでカードが入手しずらくなる。幸いこのカードは安いから、欲しいのならなるべく早く行動したほうがいい。いまなら相場より高い気がするが、フリマアプリ等でこのカードが買えるはずだ。
5.個人的に好きなカード3選
私が今回のGepsy Qeenの中で特にお気に入りのレギュラーカードを3枚に絞って紹介しようと思う。
No.233 Matt Carpenter
最初に紹介するカードはカーペンター。特に私の贔屓の球団でもなく、贔屓の選手でもないのだが、このカードは裏面が良い。スタッツの紹介はよくあるチーム記録に関連したものであるが、最後のフレーズが衝撃だ。
なんと、彼は第二次世界大戦からの記録の中で出塁率、二塁打、四球でチームトップ10の記録を持つらしい。この手の記録はカード化されるとき、有名選手以降だとか1990年以降だとかになるのだが、第二次世界大戦以降はなかなか見ない。
少し捻くれた見方だが、チーム創立からでなく第二次世界大戦以降としたのは、きっと、これ以上遡ると彼はトップ10入りしないのだろう。この書き方は想像を膨らませてくれるいいフレーバーだと思う。
No.244 Mike Trout
やはり、どのようなセットでもトラウトは特別で素晴らしいカードだと思う。Gepsy Qeenでも彼のカードはどこか上品で洗練されている印象を与える。裏面は少々有名なスタッツについて説明しているだけで、少し味気ないが、偉大なスタッツであることは明白で、今後お目かかる機会はないスタッツかもしれない。
No.117 Byron Buxton
最後に紹介するのはバクストン。彼は高い素質がありながら、けがが多く入団前の前評判からしたら期待外れのキャリアを歩んではいるが、 最近は以前の印象ほど怪我をしていない。
そんな状況だからか、Gepsy Qeenでは彼の笑顔がカード化された。野球カードは基本的にプレイ中を切り抜くからか、真剣な表情か歓喜を爆発させていることが多いし、Gepsy Qeenでは特に真剣な非常が多い。そんな中で、ニヤッとしている選手のカードは珍しく、特別で、いい絵だと思う。
6.最後に
今回の記事はいかがだっただろうか。この記事を見て、少しでもMLBカードに興味を持ってくれたら幸だ。
さて話は変わるが、最近競馬で遊んでいる。おそらく暫くしたら競馬の予想をこのブログで書くと思う。急にギャンブルを始めるが、うさん臭くなったと思わないでもらえたらありがたい。ちなみに私は競馬の予想力は低いから、このブログと逆張りをしたほうがいいかもしれない。