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OOTPの基本的な攻略 その3

1.はじめに

 皆さんごきげんよう。今回も前回の続きである。重ね重ね書くが、この攻略は私の経験談であって、厳密なデーターなどには裏付けされていない。

 

 

2.コンバート

 多くのマイナーリーガーはMLBNPBの一軍には昇格できない。これは多くのリーグでは一軍枠に対して多くの選手を獲得しているからである。それが一番大きな要因ではあるが、他にも多くの要因がある。その中の一つがGMがコンバートを積極的に行っていないからだ。

 大前提として、マイナーリーガーがメジャーリーガーになるには、すでにチームにいる選手との椅子取りゲームに勝利しなければならない。このことから逃れることは無理だ。FAやIL入りなどで、椅子が一時的に空いたとしても、その後FAや他の選手の昇格、トレードなどでいずれ椅子取りゲームを行わなくてはならない。

 だが、この椅子取りゲームの難易度はGMの育成計画次第で大幅に変わる。具体的にいうとコンバートを選手に行わせることで、選手には多くの選択肢を与えることができ、自身が守れるポジションの中で最低の能力を持ったチームメイトとの競争に勝つことで一軍に定着できるようになる。しかも、多くの守備的性があるのならUTとしての椅子取りゲームに参加することができる。

 一般的にNPB的な感覚だと、コンバートは左遷のように扱われることが多い。だが、少なくともOOTPではそれは間違っていると私は思っている。コンバートはドラフト指名選手の一軍定着率を上げるだけでなく、長期契約のデメリットを低減させ、チームに柔軟性を与えるものだと私は考えている。このコンバートは実は非常に簡単であり、コンバートは有効ということだけを知っていれば、簡単に強いチームが作れるのだが、一応攻略記事であるから、次の項で簡単になぜコンバートが強いかを書こうと思う。

 

2-1 野手の最初は控えから

 まず、多くのマイナーリーガーは昇格するときにはMLBに昇格するための能力が足りない。であるから、厳密には昇格とは言わないが春季キャンプにのみMLBでプレーを行う。さらに、そこから競争に勝つと9月のロースター拡大期にMLBでプレーをし、さらに競争に勝つとMLBの選手がIL入りした時やメジャーリーガーの著しい不調の時に代役としてに抜擢される。しかし、そのように競争に勝っても、最初の役割は控えだ。もっと言うと、最初からレギュラーを与えられるとしたら、その選手を昇格させることが遅すぎるか、チームが弱すぎるかのどちらか、あるいはどちらの条件も満たしている場合だ。

 そして、よく考えてみると、仮にチームの12人を投手だと考えると野手は13人。この13人のうちレギュラーはDHがない場合は8人。残り5人のうち、捕手の特殊性を考えると控え専任の捕手が1人必要だ。つまり、捕手以外の控えには4人しか枠がない。すなわち、捕手と投手を除いた7ポジションを4人でカバーしなくてはいけない。つまり控えには平均して一人1.75箇所の守備的性が必要になる。しかし、話はこれだけでは終わらない。レギュラーが全員、1プレーで消費するスタミナが同じかつ、持っているスタミナが同じであるなら単にレギュラーと控えをローテーションすればいいだけだが、現実ではそうはならないし、レギュラーと控えは予期しないタイミングで怪我をする。であるから、明らかに一人当たり1.75箇所の守備位置では足りない。

 そのため、圧倒的な打力がないのなら、9月のロースター拡大期、春季キャンプ、IL入りなどの突発的な理由を除き、チームが適切に運営されている場合はマイナーリーガはMLBに昇格するには1ポジションの守備的性では無理だ。多くの場合、最低2つ、標準で3つのポジションが必要である。しかし、守備的性が元から多く持っている選手はまれだ。

 そのため、チームの勝利は犠牲になるがコンバートを行いポジションを増やせば、控えとして選手をMLBに呼びやすくなる。そして、OOTPではマイナーリーグがいくら勝とうが収入には関係ないのだからマイナーリーグで選手をコンバートさせればいい。

 また、OOTPの守備能力は内野と外野に分かれていて守備適正はあくまでも経験でカバーできる分野である。であるから、2Bがうまい選手は3B、SS、1BなどのILの”潜在的な”適性があるし、LFがうまい選手は”潜在的な”他のOFの適性がある。そのため、ポジション適正以外の守備能力が高いのなら、他のポジションでも”潜在”的に高い守備能力を持っていると言える。

 もし、マイナーリーグでドラフト上位指名選手がいたら積極的にコンバートさせよう。MLBでレギュラーが取れなくとも、きっとUTには成長するはずだ。

 

2-2 けが防止

  先日ヤクルトスワローズが早い回で大差がついたさいに、多くの主力選手を交代させ、主力選手に休養を取らせた。これはヤフーニュースなどで報じられ、様々な意見が寄せられた。主な論点として、ペナントレースのために目の前の試合を犠牲にすることの是非だ。

 その論争における私の考えはさておき、OOTPでは基本的にはスタメンはフルインニング出場はしないし、全試合出場もない。OOTPではそもそも、試合開始時から選手の休養のために、普段は控えの選手をスタメンに据えることがある。

 しかし、これはあくまでも控えの選手に守備的性がある場合である。あるポジションに特定の選手しか適性がない場合は基本的にAIは試合にその選手しかそのポジションに起用しない。

 少し、話がずれるが、このAIの習性こそがAIがマイナーリーグでコンバートを行わない理由だと私は推測している。AIはAAAでも異常に勝利に執着し、采配などはMLBのチーム状況を顧みず、AAAでのベストメンバーで戦う。つまり、AIは選手を適性のないポジションには守備に就かせない。皮肉な話だが、選手が新たなポジションを取得するためには、その経験したことのないポジションを試合で守る必要があるのだが...。

 話を戻すが、このAIの習性はGMとしてのみ遊んでいるプレイヤーは知っておかねばならない。大前提としてOOTPでは怪我は怪我の履歴と疲労によって発生確率が上がる。であるから、レギュラーのけが防止には、レギュラーの疲労管理のために控えを用意しておかなければならない。しかし、AIは前述の特性によって適性がなければ守備に就かせない。であるから、すべてのレギュラーを適切に休ませるには、控えには多くのポジションを要求しなければならなく、それには現実的にはコンバートを行う必要がある。であるから、レギュラーの怪我を減らしたいのならコンバートを行わせて、AIが控えとレギュラーを好感させやすくする必要がある。

 

2-3 育成システム

 さて、あなたはOOTPの育成システムを知っているだろうか?。OOTPの育成システムは端的にいうと、選手の潜在能力が高いほど、チームメイトの性格がいいほど、選手の運がいいほど、チームの育成費が多いほど、出場機会が多いほど、40人枠の登録の有無によって選手は成長する。選手の潜在能力、チームメイトの性格は以前触れたし、育成費に関しては金額が多ければいいだけだ。運については説明は不要だろう。

 しかし、上の段落であげた項目は完全にはプレイヤーは操作することは出来ない。ドラフトでのコツをつかんでいれば、いい選手を獲得することや、いい性格の選手を獲得することは出来るが、それもスカウトの情報は完全無欠ではないから完ぺきな潜在能力の選手は獲得できないし、性格も悪化する可能性はある。そして運は、一昔前のポケモンの乱数調整のようなことを行えば可能かもしれないが、それは通常プレイでは一般的にはコントロールできないといいってもいいだろう。少なくとも、このブログではそういうものとする。

 しかし、出場機会、40人枠の登録はGMがコントロールすることができる。まず、以前ガイドで触れたが、コンバートではスタメンを確約する。であるから、出場機会はコンバートによって確保できる。

 そうなると問題になるのは、40人枠の登録の有無であるが、実はこれもコンバートによって効率的に行う事ができる。それは、コンバートはあるポジションから別のポジションへの転向ではなく、自身が守れるポジションの追加であるからだ。たとえば、2Bから3Bにコンバートさせた場合、OOTPでは選手が2Bから3Bになったのではなく、2Bが守れる3B、あるいは、3Bが守れる2Bになったことを意味する。厳密には長い間あるポジションを守っていない選手は徐々にそのポジションの適性を失うのだが、多くの場合、それには1年以上の時間が必要であるし、AIはポジションの適性があればそのポジションでそれなりに選手を使うから、若いうちはポジションの適性は簡単にはなくならない。もちろん、チーム事情に左右されるが。

 つまり、何が言いたいのかというと、多くのポジションを守れる選手はUTとしてだけでなく、MLBの選手の誰かが怪我をした場合、その穴埋めになった控えの穴埋めとしてMLBに昇格、ひいては40人枠に登録される可能性が高くなる。簡単に考えればわかるはずだ。例えば、MLBの2Bが10日間の怪我をしたとする。その時、GMが10日のけがであるから、あるいは8月以降であるからマイナーリーグからの昇格で対応することを決定したとすると2Bを守れる選手は昇格のチャンスが与えられると言える。そしてこれは逆が言え、2Bを守れない選手はチャンスが与えられないことも意味する。けがをした選手の代わりをマイナーリーガで補うのなら、2Bが守れることは現実的には必須であると言えるし、現在のUTを2Bとして運用するのなら、昇格する選手には2Bの適性を持ったUTが必要だ。

 仮に、MLBのチームの野手は全員2Bが守れるのなら、その誰かを2Bにすればいいだけであるから、どのポジションのマイナーリーガーにもチャンスは与えられることになる。そして、新たに登録されるマイナーリーガーには2Bの適性はいらないことにもなる。だが、その場合であっても、2Bを守れることはマイナス要素にはならないし、0以上のプラス評価になることも明白である。であるから、多くのポジションを守れることはどの場合を考えてもプラス評価であり、選手を40人枠及び1軍枠に登録させやすくなる。もし、将来を期待できる選手がいたのなら積極的にコンバートさせてみよう。UTが怪我をしたとき、スタメンを怪我した時に積極的にその選手を昇格させることができ、育成が成功する可能性が高くなるはずだ。

 

2-4 UTとスタメンは矛盾しない

 上の文章では項目を変えてはいたが、UTの大事さを伝えてきた。だが、多くのプレイヤーはドラフト指名上位ではUTではなく、上位の打順で打つことができる打者を望んでいることだろう。でも、心配することはない。なぜなら、上位の打順で打てる選手であることとUTであることは矛盾はしないからだ。

 まずは一個前の項を復習しよう。選手は40人枠の登録の有無でも成長の影響を受ける。もちろん、40人枠に登録されていれば成長には良い影響を与える。つまりだ、40人枠、拡大解釈ではなく縮小解釈すれば、1軍に居れば選手は成長においてプラスの影響を受ける。ここであらかじめコンバートを行い、UTとして十分なポジション適正を持っていればMLBに登録される可能性が高いと上の文章で長く説明してきた。そして、不名誉かもしれないが、守備職人ではなく、スタメンの疲労管理であっても、40人枠ひいては1軍に居れば、選手は成長に良い影響を与えられる。

 このことがこの項の本題である。つまり、最初UTとしてキャリアをスタートさせたとしても、UTと過ごすだけで、将来上位の打順を打つの選手になる可能性が与えられることになる。つまり、ポシションの適性を増やすことで、将来のスタメンの可能性を高くする効果もコンバートにはある。であるから、多くのポジションを守れることは育成システム的に選手の成長する促す。つまり、UTでキャリアを始めても最終的にはどこかのポジションを専任される可能性は十分ある。であるから、UT止まりになることを恐れてコンバートさせないほうがもったいない。

 そのため、GMのロースター戦略によってはマイナーリーグで早期に選手に多くのポジションの適性を付け、UTとして昇格させる戦略も十分に考えられてもいい戦略である。このGMのロースター戦略は次回に触れることにする。

 

2-5 チームの柔軟性

 さて、最後にコンバートはチームに柔軟性をもたらすことを簡単に説明することにする。

 まず、戦力を補充するときの手段として、大きく分けてマイナーリーグからの昇格、トレード、FAの3種類がある。だが、どの場合においても戦力の補強は自チームの都合通りには行えない。なぜなら、自チームが欲しているポジションの選手が都合よくマイナーリーガーが育っているわけでは無いし、トレードでも相手のいい選手が常に交渉テーブルにあるわけでは無いし、FAでも常に満足する質の選手が市場にいるわけでは無いからだ。

 だが、それは不運ではなく、GMの戦略ミスによって引き起こされた可能性がある。少なくとも、GMがコンバートを適切に行っていれば、そのような事態に直面する回数は減る。

 なぜなら、反復になってしまうが、コンバートは新たなポジションの獲得であって、元のポジションは喪失しないからだ。例えば、チームの3BがFAでチームを去るため、新たな3Bが必要だとする。この場合、コンバートを積極的に行っていない場合、3Bの中から新たに選手を探す必要がある。だが、コンバートを十分に行っていれば、他のポジションを守っている選手を3Bに移動させて、その移動元のポジションを新たに探せば問題は解決する。そして、その移動元を補強すればよい。コンバートを積極的に行えば行うほど、GMはその移動元を吟味することができ、市場で最も獲得しやすい選手のポジションを移動元にすることができる。

 もしかしたら、コンバートを積極的に行っていないGMのなかには、市場にいる3Bも守れるが他のポジションがメインの選手を獲得して3Bにすればいいのではと考えるプレイヤーもいるかもしれない。だが、その場合であっても、コンバート積極的に行ったほうがいい。なぜなら、コンバートを行う事で自チームのマイナーリーガーが選択肢に入るからだ。例えば、素晴らしい2BがMLB、マイナーリーガーにいた場合、コンバートを行ってどちらかに3Bの適性を付けておけば、片方を3Bにすれば二人ともMLBで使うことができる。だが、コンバートを行ってない場合はこの選択肢はない。

 さらに、FAで選手を獲得した場合は、選手の能力が上がれば上がるほど、7年未満の生え抜きよりもコストパフォーマンスが悪化する。そのため、できのならだマイナーリーガーからの昇格で問題を解決したほうがいい。

 そして、トレードの場合は自分が欲しいポジションと、相手が放出できるポジションが一致し、さらに、相手が要求する対価を用意できなければトレードは成立しない。そのため、獲得したい選手が有能であればあるほど、放出する対価も有能な選手になる。であるから、大物対大物のトレードでは3Bは埋まっても、他のポジションを補強しなければならなくなるだけであるから、結局問題は解決しない。一応、プロスペクトをトレードで放出をすれば、短期的には問題は解決する。しかし、その場合はファームが先細りするし、チームが成功すればするほど、ドラフトでは不利になり、最終的には放出するプロスペクトが足りなくなる。であるから、コンバートを行えるのなら行ったほうが選択肢は多くなる。

 そして、最も重要なことだが、有能な選手と契約したい場合は長期契約を行わなければならないときがある。そして、その場合有能な選手であっても死刑囚化する恐れがある。これを避けることはGMの重要な仕事であるが、現実のMLBでもそうであるように、避けきれないことは必ずある。そのとき、コンバートを積極的に行っていれば、最悪、非常にコスパが悪いUT程度にはなるが、コンバートを行っていなければ、ただの死刑囚になる。

 大事なことだが、コンバートには多くのメリットがあるが、デメリットはチームの守備が適性がつくまではガタガタになるぐらいしかない。これは大きなデメリットのように思えるが、マイナーリーグでコンバートを行えば、このデメリットはなくなる。マイナーリーグであっても勝つことはモラルのシステム上素晴らしいが、あくまでもマイナーリーグは育成機関である。であるから、マイナーリーグの勝ち星は減るが積極的にコンバートを行ってみたらどうだろうか?

 

3.最後に

 今回も長くなったからここで終わりにする。選手を補強したいとき、補強したいポジションの選手が市場に居なく困ることがよくある。だが、コンバートを行っていれば、ベストな選手ではなくともワーストの選手を使う事態は避けられるはずだ。

 マイナーリーガーを管理するのは非常に面倒くさいが、トッププロスペクトランキングに掲載された選手だけでもマイナーでどのポジションを守っているかを、たまに確認するといいだろう。きっと、選手はかけた手間に釣り合う貢献をしてくれるはずだ。