独り言の垂れ流し

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OOTPの基本的な攻略 その1

1.はじめに

 皆さんごきげんよう。このブログを読んでいるあなたはOOTP20を購入しただろうか?それとも、以前のOOTPで遊んでいるのだろうか?それとも、OOTPをまだ持っていなくて購入を検討している段階なのだろうか?もし、このブログを見ているあなたが、OOTP20を持っていないのなら、ぜひこの機会に購入してはいかがだろうか?

 

  さて、話はいきなり変わるが、私は以前からOOTPと検索をすると「攻略」がサジェストに出てくることを知っていた。そして、具体的なOOTPの攻略記事が少ないことも知っていた。

 

 そこで本記事ではOOTPの攻略について軽く書いていこうと思う。ただし、あくまでもここで書く攻略方法は個人の感想であり、セイバーメトリクスが好きなプレイヤーには申し訳ないが厳密な実験や理論に裏付けされていない攻略であるし、この記事ではあくまでもOOTPを攻略するというところに主眼を置いている。また、OOTP20は以前のOOTP(OOTP16以降)からあまり大きく変更されていないが、それでもいくつかは変更されている。本記事ではOOTP20についての攻略記事であり、以前のOOTPでは参考程度にしかならないことを頭の片隅に入れておいてほしい。

 

 2.OOTPのAIはおそらく本当の能力を知っている!

 さて、OOTPの特徴として選手の能力は隠されており、プレイヤーは選手の真の能力ではなくスカウトの目を通した選手の能力を閲覧することができる。このスカウトの目を通した能力というのはスカウト予算やスカウトの能力で正確性が増すのだが、一般的には真の能力とスカウトが提示する能力は異なる。そのため、プレイヤーはスカウト能力のみでチームを運営している場合、常に誤った情報でチームを運営していることになる。

 

 しかし、私の経験上、明らかにAIは選手の真の能力を参照し、チームを運営している。以前、私がOOTPで遊んでいた時、まったく勝つことができなかった。これに腹を立てた私はコミッショナーモードを使い、AIの一軍選手全員を最低能力にした。そうして私は日本シリーズ優勝(その時はNPBで遊んでいた)を成し遂げようと思ったのだが、AIは次の日には1軍選手を解雇なり2軍に落とすなりして、すべての選手を全チームが入れ替えた。これはスカウト評価を頼ったプレイヤーには明らかにできないことだ。であるから私はAIは真の能力を参照していると確信している。

 

 しかし、私はこのエピソードでAIが行っているチート行為を糾弾しようとしているわけでは無い。私はこのAIのチート行為が利用できると主張したいのだ。例えば、選手をshop playerで放出しようとしたとする。その場合、選手に価値があるのなら対価の選手が表示されるはずだ。このとき多くのプレイヤーは同じ程度の能力、あるいは同じような実績や成績を持った対価として表示された選手たちを比べてどの選手を獲得しようか迷った経験があるはずだ。このとき、AIがどの役割で選手を起用しているかを確認するといい。AIは真の能力を参照してチームを運営しているから、CLがSTよりも能力が低いことはないし、ローテの1番手は常にローテの一番いいSPである。そして、AIが左のワンポイントとして運用しているのならば、少なくともそのチームのなかでは最も対左能力が優れたRPといえる。(この場合はMRの中でである。AIはSP、CL、STと順位付けをしており、対左能力が優れていてもこの三つに適性がある場合は優先してこの三つのどれかに当てはめる。)また、打者においても、スタメン野手は控え野手よりも”現時点”では優秀だ。

 

 実際にはトレードにおいては選手の年齢や年俸など考慮しなければいけない点があるが、このAIの特性はトレードの際の大事な情報になる。もしかしたら、ここまで読んだ方の中には違うチーム同士の比較をしたいときはどうすればいいのかなどと問う方がいるかもしれない。その問いには残念ながら答えることは私にはできない。

 残念ながら、完ぺきな攻略法などは無いからだ。だが、この情報は知っているのと知らないのでは大きな違いを生むこともあるだろう。少なくとも、これを知っていれば、マイナーで活躍しているが控えであったり、ローテの順番が低い選手に対して警戒することができるはずだ。

 

3.選手の成績は選手の能力のみで生み出されるわけでは無い

 これはセイバーメトリクスで言われている、打点の問題点や投手の勝ち星について言及しているわけでなく、セイバーメトリクスで他者の結果の影響がなく自身の結果のみが反映されると指標についても、OOTPでは他者の結果が反映されるということに私は言及している。

 

 通常の設定ではOOTPにはモラルと呼ばれる項目がある。このモラルは厄介だ。これはパワプロでいう調子のようなものではあるが、パワプロ異なり常にいい状態を保つことができる。主なモラルの向上、維持方法として、チームの勝利がある。モラルが高いと強くなるのに、モラルを高くする方法がチームの勝利とはこれ如何に?と思われるかもしれないが、これはプレイヤーにはどうしようもないことだ。

 

 しかし、ここでも私はOOTPのおかしな点を指摘しているのではなく、プレイヤーに注意を払ってもらいたくこのことを指摘している。例えば、AIとトレードを行うとき、AIがWARベースで非常に割のいい対価を要求してきたとしよう。この時、プレイヤーとしてはこちらが有利な鯖トレードを提示してきたと勘違いしてしまいがちだが、トレードを決める前に相手チームの状況をよく見てみなければいけない。トレードの難易度が低いのなら別だが、多くの場合、AIがWARベースで鯖トレードを提示してきたのなら、その相手の選手が所属しているチームはペナントレースで上位であるはずだ。その場合、相手が提示してきた選手のWARはその選手の能力及び結果に加えてチーム状況によるモラルのブーストが成績に加算されているはずだ。あなたのチームが同じようにペナントレースで優位なら問題が、あなたがペナントレースで失敗していて、その選手にチームの勝敗状況を改善してもらうためにトレードを行おうと考えているのなら、その選手はトレード前の活躍をあなたのチームでは発揮できない可能性があることは知っておいた方がいいだろう。

 

 ちなみに、AIは多くの場面ではトレードで一方的に得しようと考えているからか、彼らから提案したトレードでは適正な対価を提示することは少ない。しかし、彼らは真の能力を参照できるからか、彼らが提供しようとしている選手のポジションはこちらのチームの弱いポジションであることが多い。AIがトレードを提案した時、どのポジションを提案してきたのかは注視したほうがいいだろう。

 

4.守備型の捕手

 捕手のリードを含めた守備は大きな議論を呼ぶ。あるものはリードには理論があり、それを極めることで失点が少なくなると言い、またある者はリードは結果論であり正解はないという。

 実際の野球ではどうだか私にはわからないが、OOTPでは捕手の守備によって明らかに投手陣の指標の良し悪しは変わる。FIPなどのセイバーメトリクス的な投手の責任のみで値が変わるとされている指標も例外ではない。そして、それらを変える要因として最も大きいのは投手の能力であるが、次に大きいのはCatcher Abilityである。また、この能力は遊戯王カードでいうフィールド魔法のようなもので、特定の投手ではなくチーム全体に影響する。しかも、一般的なチームの編成では捕手は二人であり、所謂正捕手と呼ばれる捕手はペナントレースの5割以上のイニングに出場する。このため、正捕手のCatcher Abilityは失点に対して大きな影響を及ぼす。そのため、もし自分のチームに移籍してきた投手が成績を落としてきた場合は正捕手のCatcher Abilityを確認してほしい。きっとそれが低いはずだ。もちろん控え捕手のCatcher Abilityも高いに越したことはない。

 また、この貢献は捕手のWARには反映されない。次の項で私はスカウト予算を大きく否定するが、唯一この分野だけはスカウト予算を投下することで大きな恩恵が得られる分野である。

 

5.スカウト予算

 OOTPの特徴としてプレイヤーは選手の能力をスカウトの目を通して閲覧することがあげられる。そして、その正確さはスカウトの能力とスカウト予算によって決まる。そして、能力が大きいほど、スカウト予算が多いほどスカウトは正確になる。しかし、スカウト予算というのはただ、総量を決めるだけでなく各部門に振り分ける作業もある。そして、この振り分けは非常に重要だ。少なくともただ4つの部門に均等に割り当てることは非常にもったいない行為である。

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 そこでどのように振り分けるのが良いのかという話になると思うが、個人的には上の画像のようにアマチュアにのみ振り分けるのが効率的であると思う。

 

 まず、メジャーリーガーのスカウトに予算を振り分けるのはもったいない。なぜならば、多くのメジャーリーガーは自チームには関係ないからだ。メジャーでは10/5ルールによって獲得できない選手は多いし、現実的には獲得できない選手も多くいる。たとえば、OOTP20ではWASで遊んでいない限り、ソトの能力をFAまでは知る必要はない。なぜなら彼は最低年俸でありながらすでに素晴らしい成績を生み出しているからだ。このような選手をトレードで獲得することは現実的ではない。であるから自チームにソトは加入しない。この状況でソトの能力を知る必要はないだろう。

 また、自チームの選手のメジャーリーガーの能力を知ることができても、それをどう使えばいいのか私にはわからない。メジャーリーガーの替えなどは簡単に用意できるわけでは無く、成績でなく能力でマイナーに落とすかメジャーに残すかの決断を迫られる場面はほとんどない。多くの場面ではメジャーリーガーに対して自チームのマイナーリーガーの能力は劣っているから、昇格降格で迷うことはないからだ。また、多くの選手は野手の場合は控えからメジャーでのキャリアをスタートさせる。つまり、多くのチームでは控えはベテランのなれの果てか、若手の育成の場として機能している。そうなるとここでは能力よりも年齢やポテンシャルでだれを使うかは判断される。ポテンシャルはスカウト予算で判断される分野だと思われがちだが、そんなものは使用する必要はない。なぜなら、ポテンシャルはトッププロスペクトランキングで判断できるからだ。このランキングに乗らなければ絶対活躍できないというわけでは無いが、確率としてはかなり小さい。そんな小さい確率のために予算を使うことはもったいない。

 以上をまとめると、メジャーリーガーのスカウトに金を投下することは能力を知っても意味のない選手のスカウトに金を費やしていることでもあり、効率が悪い金の使い方だ。

 

 次にマイナーリーガーに関してだが、マイナーリーガーの多くはMLBレベルの選手ではなくマイナーレベルの選手である。であるから多くはMLBには無縁の選手であり、能力を知っても意味のない選手である。また、多くのプレイヤーは自チームのマイナーの管理はAIに任せていると思う。そして、AIは真の能力を参照できる。つまり、マイナーから選手を昇格させるとき、SPならローテの1番手、RPならCL、野手ならスタメンから選べば間違いは生まれないはずだ。であるから、マイナーリーガーのスカウトに予算を投下することで得られるものは少ない。

 

 次に外国人発掘に関するスカウト予算だが、これは単純に発掘する選手が少ないうえに、この方法での獲得はGMの命令ではなくスカウトの自発的な行動であるから、GMが能動的に行動することは出来ない。であるからここに予算を投下しても、発掘回数を多くすることができない。しかし、いい選手が当たれば費用は簡単に回収できるから30%ぐらいまでなら予算を投下してもいいかもしれない。

 

 最後にアマチュア用の予算だが、これが最重要な予算だ。というのも、ドラフトでは30人以上選手を指名する。全員が戦力になるわけでは無いが、うまくいけば3人ぐらいは戦力になる。大型契約を伴うFAや大物選手の放出を伴うトレードなど、大きなコストがかかる選手の獲得を除けば最も成功率が高い選手の獲得法であるうえに、獲得人数も多い。であるから、この成功率を少しでも上げるために予算を多く投下するのは自然だと思う。また、メジャー、マイナーに予算を割り振らない場合、捕手の守備評価はスカウトの予算が正確でないからチームの失点評価が難しくなるが、アマチュアでのスカウト評価が正確であることを利用して、すべての捕手を自前で用意することにすれば、著しく守備能力が劣る捕手を使用してしまう失敗は避けられる。であるから、アマチュアに予算を投下することはメジャーやマイナーに予算を投下しなかった場合のデメリットを一部は打ち消すことができる。

 

6.まとめ

 記事が長くなってしまったため、今回はいったんここで終わりにすることにする。最後に大事な話だが、OOTPで勝てないとき、何で勝てないのか疑問に思ってしまうことがあると思う。しかし、その答えはシンプルで常にチームが弱いからという答えになる。ペナントレースは長いから最終的には強いチームが勝つようにできている。

 つまり、チームが勝てないときはなぜ勝てないのではなく、なぜ弱いのかを考える必要がある。そのとき、OOTPはセイバーメトリクス的要素が多いからか、自分のプレイにはその方面での問題があると勘違いしがちだが、OOTPはあくまでもゲームである。時には本記事で書いたようにセイバーメトリクス要素を一回否定してゲームデザイン的な要素から自分のプレイを見返すといいだろう。