もう一つのジャイアンツ Part7
1.主な出来事
4/8、KCがSPを残留させることに成功。5年総額83M。
4/10、ZachがFAでPHIに移籍。1年総額25M。かなりの高額契約だが、WASがシャーザーとストラスバーグの契約のせいで地区最弱になったおかげでPHIが地区優勝の有力候補である。たぶん勝負を仕掛けに来たのだろう。
4/25、HOUのSPがシーズン終了級の怪我。彼はエースというわけでは無いが、彼レベルの替えを見つけるのは難しい。ここ数年彼らが地区優勝を独占していたが、今季はさすがに他のチームに譲るかもしれない。
4/28,カーショウが200勝を達成。200勝は打者の3000安打より難易度が高いと思う。もしかしたら、このプレイレポでは最初で最後かもしれない。
この偉業に対しカーショウは「素晴らしい気分。だが、最近は報道が激しく、記者につかまらないようにしている」と報道陣に苦言を呈した。
こんな日ぐらい、素直に喜べばいいのにと思ってしまうのだが...。
5/1、BOSのSPが怪我。全治4か月。確か、昨年はBOSは強かったが現在は地区最下位。このケガでさらに弱くなってしまうだろう。
昨年BOSに移籍したバムガーナーは現在150勝程度で31歳だった気がする。もしSFに彼がいたら、200勝を達成できたと思うが、おそらくBOSではモラルの影響を受けて達成できないと思う。
5/1、4月の最優秀打者にエドマンが選出。今年こそは彼にMVPを受賞してもらいたいものだ。
5/2、PHIのSPが5か月の怪我。5月2日時点でWAR0.7を記録していた選手が実質シーズン終了とはかなり痛い結果だ。
5/2、イエリッチが4-5か月の怪我。今季はMVPも狙える活躍をしていたのに残念だ。
5/3、まさかの昨年獲得したSTUが2Bのスタメンを獲得したため、緊急で昨年STUを務めていたエリックをNYYから獲得。というより、NYYに移籍していたとは驚きだ。彼に今季もSTUをやってもらうことにする。対価はマイナー選手だったから割愛。
5/11、TEXのSSが2000本安打を達成。コメントは無し。
5/13、マルチネスが300HRを達成。「自分自身にリラックスしろと言い続けていた」とコメント。
5/14、MILのSPがシーズン終了。個人的な印象では、今季はSPの離脱が多い気がする。
昨年、大活躍したTBの18年ドラ1がシーズン終了。怪我とは関係無い話だが昨年はWAR2.6も記録したのに年間最優秀中継ぎは取れなかったのか。
5/23、SDのRPがシーズン終了。シーズン予想ではSDは地区優勝争いに加わっていなかったが、エキシビジョンゲームではSFと同率で2位だった。主力が離脱して一安心。
5/26、バムガーナーに代わってSFのエースを務めているテイラーが6週間の怪我。これは痛い。もしかしたら6月以降にSPのトレードを行うかもしれない。
5/29、LADの主力1Bが5週間の怪我。これも個人的な印象だが、LADはケガ人が少ない印象がある。
でも、これでついにWAR6クラスの選手が離脱した。もしかしたらこのレポート初の地区優勝ができるかもしれない。
5/30、MILのSPが5週間の怪我。中地区はCHCとMILと熾烈な地区優勝争いをしている。もし、このけがで地区優勝を逃すのは可哀そうだ。
5/31、TBのSPがシーズン終了級の怪我。またしてもTBの主力が離脱。たぶん、これでTBはシーズン終了。
6/2、HOUの3Bが300HRを達成。この記録に「ハッピー」とコメント。これぐらいのコメントがちょうどいい。
6/3、昨年OAKから獲得したSSが5週の怪我。まぁ、このポジションは奇跡的に代役がいるから問題なし。
6/6、SPが5-6週の怪我。打力で勝っているから問題ないが、40人枠を圧迫するからできれば早く復帰してもらいたい。
6/9、TORのCLが5週間離脱。CLながら6/9時点でWAR1.1を記録した化け物だ。とはいっても、TORは強いからそこまで痛手にならないはずだ。
6/16、DETとトレード。SFが受け取った選手は18年全体1位。DETが受け取った選手はラウンド2、全体42位指名の選手。放出した選手も放出するには少し早い気がするが、全体1位をくれたため放出を決定。
6/26、ハーパーが300HRを達成。ハーパーも「リラックスしろ」と自分自身に言い聞かせていたらしい。
6/21、BOSのSSもシーズン終了。今年は全体的にケガ人が多い気がする。
6/23、COLのCFが4-5週間の怪我。6/23時点でWAR3.9を記録していた選手がいなくなったしまうと、さすがにNL西ではシーズン終了に近い。
6/25、マッキャンが300HRを達成。「最初のHRは憶えていない」とかっこいいコメント。
6/1、5月の最優秀打者賞を獲得。
7/7、ストラスバーグが12-13か月の怪我。つまり、彼は来年の7月までは働かない。1年ぐらいはも共に働けないのだろうか?
ちなみに、彼はトラウトの次に年俸が高い。彼は開幕時には3番目に年俸が高かったのだがシャーザーは解雇され2位に繰り上がった。
7/7、ARIはシーズンをあきらめたのかCLをDETに放出。これはどうでもいいことだが、DETもプレーオフに行けそうな成績ではない。
7/8、SFのSPがシーズン終了。なんか昨年は外野、今年はSPと特定のポジションの選手ばかり怪我をしている気がする。
7/11、STLがSPを補強。昨年の成績からSTLはしばらく勝てそうにないのに補強して大丈夫なのだろうか?
7/12、KCがOAKとトレード。どちらも、今シーズンは終わっているのだが、トレードする余裕があるのか?
7/15、BOSのSPが怪我で引退。私はこの選手はよくわからないが、156勝もした選手みたい。
7/15、CHCがSDからSPを獲得。さすがにSDはシーズンをあきらめたようだ。彼は今季オフにFAになるから運が良かったらSFが獲得できる可能性はある。トレードされた選手だから補償もないはずだ。
7/23、LADとトレードK/9も9.1あり、なかなかいい選手。SPにけが人が多いSFからしたら救世主だ。
先ほどの対価としてSFはA+でWARがマイナスの選手だが、受け入れてくれた。おそらく今季はこのままいけばLADは20M程度の赤字だ。であるから、マイナー契約の選手ならだれでもよかったのだろう。
おそらくだが、今季はLADの選手が大量に流出するはずだ。無駄遣いをしないでLADの戦力を剥ぎ取りたい。
7/22、バムガーナーがシーズン終了。彼はFAして給料が下がるし、移籍したBOSは暗黒期に入るし、怪我をするし、たぶんキャリアの中で最悪なシーズンを送ったと思う。
7/29、MILの1Bがシーズン終了。CHCにはけが人が出ていないのに、争っているMILのほうは主力が怪我でいなくなってしまった。
怪我のしやすさはパラメーターで見ることができるのだから、怪我人の発生はある程度予想できるし、怪我に強いチームを作ることは可能。と言われれば、それまでだが、怪我での戦力ダウンは見てて悲しいものがある。
7/31、LADとMILがトレード。どちらかといえば、LADが年俸を負担する代わりにプロスペクトを受け取ったトレードに見える。
8/4、チャップマンが300セーブ達成。「私が投げるときは勝ってるから、常にベストを尽くす」とコメント。NYYは本拠地でセレモニーをしたかったのか、まさかの大量リード時に3イニング投げさせてセーブを記録させたみたい。
8/11、マカッチェンが300HRを達成。「これで私も野球エリートの仲間入り」とコメント。
8/15、ポールが300FRを達成。彼も「自分にリラックスと言った」とテンプレコメント。どうでもいいことだが、昨年は記録達成が少なかったが、今年は多い印象。
8/17、OAKの3Bが3か月の怪我。今年はOAKが調子が良くプレイオフを狙えそうだったが、このケガでそれはなくなったはず。
8/18、サンチェスも怪我。全治5週間の予定。今年はケガ人が多すぎ。主力が軒並み60DL行きだ。
8/24、SFのCLが全治4-5週間の怪我。今季はこれまでにWAR1.5をきろくしていたのに残念だ。
とはいえ、プレーオフは10月からだからプレーオフには間に合う。不幸中の幸いといったところ。
8/28、スタントンも5週間の怪我。前半戦はBOSからけが人が続出していたが、ここにきてNYYも主力が怪我で離脱。壮絶な地区最下位争いが見られそうだ。
8/29、ATLの1Bが300HRを達成。「勝つためにプレーしている」とかっこいいコメント。
今NL東はWASが巨額契約に失敗し、メッツは何故か弱体化、PHIはケガ人多すぎてATLが100勝ペースで地区首位。それを踏まえると先ほどのコメントがさらにかっこよくなる。
8/30、SEAのSPが12か月の怪我。今が8/30であるから、もしリハビリ期間が長引けば、来年のプレーオフには行けなくなってしまう。もっとも、SEAはそんな心配をする必要はないが。
8/30、PHIのCFが3週間の怪我。またしても怪我、一週間に1人のペースでWAR2以上の選手が怪我をする印象が今シーズンにはある。
9/1、ATLの1Bも3週間の怪我。もう地区優勝は決まっているから、問題はないのだが、それでも主力が怪我をすると不安になってしまう。
9/1、またエースが3週間の離脱。彼も3週間であるから、ギリギリプレーオフには間に合う。だが、おそらく最優秀防御率は規定投球回を満たすことができなくなり、同僚の今年LADから獲得したダニーに譲るはず。
9/6、CHCのSPも3週間の離脱。ついにCHCからも怪我人が発生。これで中地区の優勝争いは分からなくなった。
9/3、BALのCFが4か月の怪我。これはありがたい。おそらく今年はBALが地区優勝するはずだ。いまからWAR1.9クラスのCFを調達することは出来まい。これで、BALのWS制覇は遠のいたはずだ。
9/11、せっかくCHCから離脱者が出たのにMILのSPが4か月の怪我。これでシーズン終了。ここまで来たら、地区優勝よりもプレーオフに出れないことの方が痛い。
9/28、金額が高騰しないうちに3年40Mでマイケルと契約。最初は20M×5年を望んでいたが、金額も年数も大幅に譲歩してもらえた。FA市場次第ではトレードに出す予定だが、とりあえず確保。
10/3、PHIの3Bが引退を決意。若手に出場機会を譲るためらしいが、3打数しか今年は働いていないのだがw。
10/6、エドマンが首位打者でシーズン終了。打率はセイバーメトリクス的にはそこまで重要視されないが、野球の歴史の中では伝統的なタイトルだとは思う。今年こそはSFに個人タイトルがやってきそうだ。
2.最終成績
最後のチームパワーランキング。LADが最終的には調子を上げてきたみたいで、WCでプレーオフ進出。LADとHOUに勝てるかどうかでWS4連覇が決まりそう。
今季はシーズン102勝達成。HOUも102勝だが、この場合はどちらがドラフト指名順位が早いのだろうか。個人的にはSFがHOUより速いと嬉しいのだが。
今年のSPはバムガーナーがいなくなったが、昨年とほとんど変わらない。やはり、打撃がクローズアップされるが、OOTP的には守備が強いポージーのおかげで、だれがSFにやってきてもそれなりに活躍してくれる。
とはいえ、WAR4越えがいないのは寂しいところ。シーズン100勝を達成しておきながらWAR4越えのSPがいないことは、それなりに珍しいのではないだろうか?今のところ保証なしでいい選手がFA市場に出るのならば、補強する予定。
ブルペン陣は今年は大健闘でWAR2.2をRPだけで記録した選手が現れたし、18年全体1位のケーシーもSPとしての登板があったが、WAR1.9を記録した。性格がいい奴がいないのが気になるが、多くの選手が20代になり若返りもできたいいシーズンになったと思う。
余談だがケガで離脱したCLとクエトは筆者がミスをして60DLに入れたのでWSまで出番はない。
今季は打者が大活躍。MLB一の高級取りのトラウトはWAR8.2、エドマンはWAR12.8、18年ドラ1はWAR5.6とタレントぞろいの打者陣を形成できたと思うし、多くの選手はMLBサービスタイムが6年未満。しばらくSFの黄金期は続きそうである。