独り言の垂れ流し

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帰ってきたナショナルズ 最終回後編その1

 1.最終成績

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 さて、前回でゲームプレーは終わった。だが、この手のゲームはデータを眺めるのもゲームプレイと同じように面白い。そこで、このエントリーでは今までを振り返ろうと思う。

 最終成績は3000勝1862敗。勝率0.617。プレーオフ進出は30回で、そのうち19回のWS制覇。総得点は24737点で総失点は19586点。

 ここで、ピタゴラス勝率を算出してみると0.558。そして、ピタゴラス勝率を算出する数式の各項を2乗した一般的なピタゴラス勝率は0.615。ほぼ、各項を2乗したピタゴラス勝率とほぼ一致した。個人的には、このプレイレポでは運が良かったと感じていたがそんなことはなく、戦力に見合った結果だったようだ。

2.トレード

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 総トレード回数は200回。これは単純に数えただけだから、正確には200回程度だと思う。プレイレポで紹介した数と合っていないが、これはマイナー選手同士のトレードは紹介しなかったからである。

 紹介しなかった理由としては、戦力増強を目的としたトレードでないからである。マニュアルによると、選手の酷使は選手の成長を阻害する。そこで、マイナーでポジションが足りなくなった時に適当な選手を獲得していた。であるから、紹介しなかったのだ。事実、そのトレードで獲得した選手は一人もMLBに来なかった。

 30年間で200回だから、平均して年に6.6人獲得したことになる。これは、それなりに多いと思う。だが、トレードでの獲得は後半はあまり行わず、多くのトレードは前半に行った。これは、中盤以降のマーケットサイズの縮小と、ドラフト戦略が当たったことが大きい。

 確か、中盤にチャリティーイベントで二段階もマーケットサイズが縮小した。それなのに、カーターやアレックス、#58が活躍して大型契約を結んでしまい、トレードで主力級選手を獲得できなくなった。最終的には総賃金が260M程度まで膨れ上がった。たしか、マーケットサイズが平均の時はローカルメディア収入は48Mであるが、全盛期のカーターには1年で55M支払っていたはずだ。しかも、ありがたいことに、毎年のようにドラフトが成功し、その状況は改善されなかった。

 前半ではドラフト重視の戦略は予算が少ないチームの戦略だと書いたが、結局はFAやトレードを重視しても、ドラフトを重視しても、常に総賃金では上位にランキングされていた。結局は金があるチームはどの戦略でも強い。

3.獲得した実績

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  • 新人王・・・・・・・・・・・・・1回
  • サイヤング賞・・・・・・・・・・8回
  • ホームラン王・・・・・・・・・・2回
  • 最多勝・・・・・・・・・・・・・5回
  • 最優秀防御率・・・・・・・・・・9回
  • GG賞・・・・・・・・・・・・・36回
  • MVP・・・・・・・・・・・・・21回
  • バッティングチャンピオン・・・16回
  • 月間最優秀新人・・・・・・・・13回
  • 月間最優秀投手・・・・・・・・34回
  • 月間最優秀打者・・・・・・・・55回

 これを見ると、ドラフト戦略が成功した割には、新人王には恵まれなかった。こう書くと、ドラフト戦略は成功していないように思えるかもしれないが、そんなことはない。ナショナルズは途中で戦略は変えたが、常にアクティブロースターにはいい選手がいた。だから、じっくりAAAで選手を育ている途中で、多くの選手は新人王の資格がなくなった。

 また、よく見てみるとドラフトでは投手を重視していたが成功したのは打者だったようだ。ホームラン王が少ないが、実績の数的には打者のほうが多い。

 

4.紹介していなかったドラ1

 さて、何回かこのエントリーでドラフトに言及したが、プレイレポでは31年までのドラ1しか紹介していない。そこで、それ以降のドラ1を振り返る。とはいっても、MLBの壁は厚く、数年前の指名選手は普通にマイナーにいて、見ても面白くないから41年まで紹介する。この年代の選手はMLBで活躍してる選手や、ルール5で移籍した選手もいて、見ていて面白い。

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 ちなみに、スカウト予算は一貫してアマチュアと国際アマチュアに50%づつ振り分けていた。もちろん、額やスカウトは一貫していなかった。また、スカウトの人選はアシスタントGMが担当。チームが成功したことによって、GM、アシスタントGMともに評判が伝説的になったから、予算を除けばスタッフは選び放題であった。

4-1 32年

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 この年は二人とも失敗。アマチュア時代は二人とも立派だったのに...。契約金はそれぞれ1.3Mと400K。

4-2 33年

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 33年は3枚の画像があるが、二刀流選手がいたからで、指名は二人。二人指名したが、成功したのは一人。だが、それは全然問題ではない。4回サイヤング賞を取った投手を獲得できれば、他の順位の選手が全員失敗しても成功だ。

4-3 34年

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 34年は1.2MでSPと契約。彼はトレードでNYYに移籍した後、トレードでMIAに移籍。素晴らしいSPというわけでは無いが、MLBでSPをやれた時点で十分立派。このレベルでもドラフトが成功したといっても、間違いではないだろう。

4-4 35年

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 35年は二人指名。契約金は600Kと360K。ルイスはDFAでTBに移籍したが、WASから去った理由もクレームである。23歳の時は将来を期待されたが、WASの外野は異様に層が厚かった。そして、ベンはオールスターにすら出れていないが今年初めてセーブ王を獲得。彼はオールスター級だと思うが、いまだ出場無し。ナショナルズは金持ち球団だから、きっと嫌われているのだろう。

 何はともあれ、この年のドラフトも大成功。

4-5 36年

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 36年は3人指名。契約金は550K、650K、3M。活躍している場所はWASではないが3人中2人はMLBにいる。これも、ドラフトの話に限れば十分成功したといえる。

4-6 37年

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 37年は3人指名。ルール5やトレードやマイナーFAでナショナルズにだれも残っていないが、それはチーム編成の都合であり、ドラフト自体を評価するなら成功だと思う。

4-7 38年

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 38年は珍しく一人だけ指名。今年で30歳だが、すでに420登板を達成。この成績なら、最優秀RPを獲得してもいいと思うのだが、どうやら選考委員は彼の事が嫌いなようだ。

4-8 39年

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 39年は2人指名。RPはAAAでかなりの好成績を収めているがナショナルズブルペンは強すぎる。もし、この後もゲームを続けるのなら、このオフでトレード要因になりそうだ。

4-9 40年

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 40年は3人指名。この年は全滅だと思う。二枚目のRPはまだ、切り捨てはしないが、1枚目と3枚目の選手はMLBで見ることはなさそうである。

4-10 41年

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 41年は1人だけ指名。本来これが通常なのだが、ナショナルズはFAでよく選手を流出させるから1人指名の方がまれである。

 彼はA付近のレベルでは頑張っていたみたいだが、去年にルール5でブリュワーズに移籍。どうもお荷物に見えるが、第二捕手だから問題ないのだろう。このドラフトを現時点で評価することは難しい。

5.ドラフト順位が低かった選手

 ドラフトで得られる最大の名誉はドラフト一巡目指名で、特に全体1位指名選手である。だが、入団してしまえばそれは関係ない。そして、ドラフト1位指名選手以外をどのくらい当てるかでドラフト戦略の評価ができる。ここでは31年以降のドラフト1位以下で活躍した選手を簡単にまとめる。

 ここで、活躍とは成績が立派という意味ではなく、MLBに定着したかどうかで判断する。

5-1 32年

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 2位指名。34歳で112勝を達成。彼は二回オールスターに選出されているが、36年と45年に選出された。WARが6.1の44年に選出されてもいいと思うのだが...。

 もっとも、MLBの投手のオールスターは監督推薦ではあるが。

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 6位指名。25歳でWASでMLBデビューを果たし46登板をしたが、その後はマイナー暮らし。44年でアリゾナに移籍した。WAR的には大したことはないが、242登板は立派。

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 8位指名。33歳ですでに153勝を達成。サイヤング賞も1回受賞。もしかしたら、永久欠番を狙えるかもしれない。

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 18位指名。彼はWASを去った後、海を渡り韓国へ行った。そこで爆発的なWARをたたき出し、LADに入団。まだ、MLBでの労働時間は3年だが、18位と考えれば十分すぎる活躍だと思う。

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 21位指名。GG賞を3回獲得。通算成績はそこまでではないが、それでも一時期は主力選手として活躍。COLで活躍していたが、これはトレードで放出したからだ。

 32年はドラ1は成功しなかったが、下位指名選手は十分な活躍をしてくれた。特にデーブが大当たりした。彼の獲得でドラフトは成功したといっても過言ではないだろう。

5-2 33年

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 2位指名。通算157勝。サイヤング賞も1回獲得。ただ、16勝したこともあるが、最多勝はいまだ獲得無し。

5-3 35年

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2位指名。少し小粒だが一応掲載。MLBでFA権を獲得できただけで、それはすごいことである。

5-4 36年

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 8位指名。小粒だが、それでも8位指名としては立派。

5-5 37年

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 2位指名。層が厚いWASの外野のレギュラーを獲得。若干22歳でWAR5.4を記録。

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 3位指名。一時期は期待されていたが45年にトレードで移籍し、46年にまたトレードで移籍。もちろん立派な選手ではあるのだが、少し残念。

5-6 38年

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 33位指名。彼は今年大ブレーク。DFAで手放したのはもったいなかった。

5-7 39年

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 2位指名。彼はルール5で流出。1年目こそ良くなかったが、二年目の成績は立派。

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 5位指名。彼は1年目以降は結果は残せていないが、まだまだ25歳。伸び盛りである。今後ドラ5にふさわしくない成果を残してくれそうである。

5-8 40年

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 2位指名。クレームでボストンに移籍。試合数に比べてそれなりのWARを稼いでいる。

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 4位指名。24歳で46登板。

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 15位指名。ローテに23歳で定着。彼はケガさえなければ再来年に年俸調停で大金を手にするだろう。

 

 ドラ1が失敗しても下位指名選手が、下位指名選手が良くなくともドラ1が成功といった感じで、それなりにいい選手を毎年獲得できていると思う。だが、ルール5やDFAで選手を流出させがちなのかもしれない。

 とりあえず、ここまでの振り返りで4000文字程度使ったから、ここまでの振り返りでとりあえず投稿しようと思う。